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SELF PLEASURE(セルフ プレジャー)は自慰(オナニー・マスターベーション)のことで
「一人で得る快感」という意味です。


SEXとSELF PLEASUREは全く別の行為



   マスターベーションの長所
 性的緊張が解けます。10代は特に性欲が高まる時ですが、それを無理に押さえつけることは、精神の健康にも良くありません。性欲があることは心身の健康の証明でもあるのですから、性欲によって支配され鬱屈するよりはSELF PLEASUREをして性的緊張を解いたほうが良いのです。
 性器を刺激することによって性ホルモンの分泌を促します。ので、SELF PLEASUREは大切な行為です。

   男性と女性の体験率の違い
男性の場合は毎日、排尿のたびに自分の外性器と触れます。しかし女子の場合は、自分の外性器がどうなっているか見にくい。
保健体育の授業で男性のペニスについては扱いますが、女性のクリトリスについて語ることはありません。
思春期の男性の場合、教師からマスタベーションをやるように言われるが、女子の場合はありません。
女子の場合、オナニーしているということが言い難い。それはアンケート回答の時も同様。(純潔教育やジェンダーがこんなところにも生きている。)


   皆が知るべきこと
自分の体、とくに性器について学習することは、自分の体(性器)の主体者になるために必要なことです。だからSELF PLEASUREは皆にとって大切な行為なのです。
SELF PLEASUREは自分の体、性器についての学習そのものです。SELF PLEASUREによって、どうやって快感を感じるか、その方法に気づき、快感によるからだの変化や気持ちの解放感を知ることもできます。その意味で自分の体の主体者になる、自分の体のことは自分で決める力をつけるステップとして、SELF PLEASUREを肯定的に捉えることができます。
パートナーがいてもいなくても、自分ひとりの空間で性的ファンタジー(空想)のもとで、自らの性器や性感帯を愛撫しながら生理的快感を味わう行為がSELF PLEASUREです。決してパートナーがいないから止むを得ず一人でやるというものではありません。SELF PLEASUREは個人で快感を味わい自分の体を学習する行為です。セックスはパートナーと二人で作り上げるもので、別のものなのです。
日本は元々SELF PLEASUREを罪悪視することはありませんでした。しかし、明治に入り、外国からキリスト教の思想が入ってきて普及したりして罪悪視されるようになったのです。今では科学的にも害はないと立証されています。
ただし、気をつけなければならないのは、尿道や膣への異物挿入です。尿道や膣は非常にデリケートな粘膜でできているために、傷つけると炎症を起こしてしまうからです。ですから、SELF PLEASUREを行うときは清潔な手で清潔な器具(玩具)で行いましょう。

 

   女性が知るべきこと
 日本やキリスト教の純潔貞淑教育によって女性がSELF PLEASUREをすると結婚しても幸せになれない、赤ちゃんが生まれなくなるといって脅されましたが、それは間違いです。
 わたしたちの体は目のようにそっと触らなければ痛いところもありますが、触ったからといって、それだけでぐあいの悪くなるところはありません。SELF PLEASUREは自分の性器をよく知り親しむための楽しい学習なのです。自分で自分の体を整える良い習慣と考えてください。
 ちなみに女性に性感帯があるのはクリトリスだけです。クリトリスは男性のペニスと同じ原型から分かれたものなのです。
 また、SELF PLEASUREを行うときは清潔な手や器具(玩具)で(SELF PLEASUREで性感染症になる場合もあるのです)行ってください。


   男性が知るべきこと
 セックスもSELF PLEASUREも射精欲を満足させるものとして捉えがちなので気をつける必要があります。パートナーとのセックスの最中に、SELF PLEASUREでの妄想を思い浮かべる男性もいるようですが、それはパートナーの肉体を借りてのマスタベーションになってしまいます。SELF PLEASUREはあくまで個人で味わう快感。セックスはパートナーと二人で作り上げていく快感(語弊があるかも)です。
 SELF PLEASUREは射精を持って終わります。ところが、この射精の後だれでも激しい空虚感に襲われます。この空虚感が「うしろめたさ」となり、さらにそれが悪いことをしてしまったという罪悪感に繋がっているのです。
 何故、SELF PLEASUREが激しい空虚感を生むのかというと、もしもこの空虚感がやってこないで、いつまでも快感が続いたら、人はこの行為をやめることができず、大事な性器を傷つけてしまうからです。そのために脳が射精と同時にゲームセットを宣告し、行為を終わらせるのです。




   SEXとSELF PLEASURE

ひとが性に近づく意味を、オーガズム(性的絶頂感)に求める考え方があります。
その考え方によるとオーガズムは性交(インサート)と不可分なものであって、
オーガズムなき性交は不完全、未完成のものということになってしまします。
果たして本当でしょうか?
オーガズムこそ絶対という人たちは、こういう現状を非常に悲しんで、
どうしたら「達する」ことができるのかのテクニック指南に大忙しになっています。
女性向けの雑誌もそのための特集を組んで、
体験談を掲載したり女性性器のしくみや性感帯を詳しく解説したりしています。
もちろんそれはどうでもよいことではありませんし意味のあることではあるのですが、
そうしたことにあまりこだわること自体、
かえって緊張を誘ってオーガズムを遠ざけてしまうことになっているのでしょうか。



上の図のようにオーガズムをいつも味わうことが難しい女性たちも「セルフ・プレジャーなら容易に体験できる」と答えているのをどう思いますか?
オーガズムを目的とするなら、女性も男性もセルフ・プレジャーの方が性交よりもずっと確実ではないのでしょうか?
つまり年齢にもかかわらず、パートナーのある無しに関わらず、結婚していようがいまいが、
自分だけの性的緊張や快感欲求をセルフ・プレジャーによって充たしている人は女も男も現にいるし、
いていいのです。


 

 人が性に近づくのは、
二人の関係性の中でねくもりや安心感、ふれあう快感を与え合いながら、
さびしさを癒し合い、生きる喜びを分かち合うためであって、
決して単純に生理的な快感からオーガズムを味わいたいからだけではありません。
 
SEXはお互いの性的親密性を高めながら、
一体感の中で喜びを与え合い分かち合う行為。
SELF PLEASUREは自分の体を自分の好きなように扱いながら、
ファンタジーに浸りつつ性的緊張を解く行為。

よって・・・

SEXとSELF PLEASUREは別々の性行為であり、

どちらも大切な性行為である

 


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