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 初めまして、私は中学三年生の女の子です。ついこの間の私の初Hの体験談を聞いてください。彼は同じクラスのY君で私と同じ委員をしています。Y君は学年の女の子達にすごく人気があって、私も格好いいなと思っていたんです。
 ある日の放課後のこと、帰ろうとしていたら、Y君の友だちのK君が走ってきて、「Y君が車庫で委員会の仕事をしていて手伝って欲しいって呼んでいる」というので車庫へ行きました。車庫に入ると「ガシャン」。なんとK君が私とY君を車庫に残したまま、外から鍵をかけたんです。
 ドアを叩きながら「出して!」って叫んだんだけど、K君は「頑張ってね!」と言ってどっかへ行ってしまいました。そこから私とY君の間に変な空気がただよいました。Y君は私をじっと見つめ近寄ってくると、いきなり私を抱きしめ、
「オレ、きみが好きだからKに頼んでわざと閉じ込めたんだ。」と言って、キスをしてきました。そして、制服のボタンを空け始めるので、「ダメ、止めて」と言って力いっぱい押しのけようとしたけれど、Y君の力が強くて裸にされてしまいました。私は怖くて涙を流すと、Y君はその涙を優しく拭いてくれました。そして、Y君は私のあそこにアレを入れてこようとしました。
 「止めようよ、私たちまだ中学生だし」と私が言っても強引に入れられてしまいました。私は痛くて、「痛い!」って声をあげたんだけどー(後略)

この後に続く文章を選んでください。


 だんだん気持ちよくなってきて、「ああっあっ・・・・・」って声が出てしまいました。そうしている内に私は抵抗する気もなくなり、どんどん感じてきて、「いい、はあ、イクっ」っていってしまいました。Yは「おれはあと少し。はあはあ。」と言いながら上下運動を続けて、とうとうイった後、二人は抱き合いました。
 そして、私たちの初Hが終わって数分後、K君が鍵を開けてくれました。閉じ込められた時はびっくりしたけれど、めちゃくちゃ気持ちよかったので、ラッキーと思いました。そして、ちょっとだけK君に感謝しています。

 声を上げたんだけど、Y君は止めてくれませんでした。誰かに助けを求めようとしても放課後の車庫の近くには誰もいなかったし、抵抗できませんでした。カッコいいなとあこがれていたY君がこんなことをするなんて・・・。ロマンチックな初Hを夢見ていたのに、こんなだましうちのような体験は私にとって大きなショックでした。そして、妊娠していないかどうかとっても心配だけど、誰にもいえなくて悩んでいます。どうしたらいいですか、教えてください。

結果

女性 ほとんどがBを選んだ
雑誌、漫画などにはAのようなストーリーが多いけれど、現実にはありえないことだ、と生徒たちは言うのでした。もし本当にY君がこの女の子を好きだったら、こんなだまし討ちはしないし、女の子のほうもY君のことを嫌いになってしまうはずだから、Bのほうが現実的だという意見でした。
男性 半数近くはAはレイプではない、と発言。
この女の子はもともとY君のことを好きだったんだし、女の子は嫌だといっても、本心かどうかは分からない。やられたいという気持ちがあったとすれば、一方的に被害者とはいえない。
実は裁判所の弁護士側も裁判官も同意見。

結論

 アダルトビデオのストーリーは、ほとんどといって良いほど、最初のうちは女性が拒んでいるのに、男性が強引に迫り、そのうちに女性も感じるという展開になっています。女性が「やめて」と言ったり、拒んだりするポーズをとるのは男をじらすためのものであって、本心は女もやりたがっている、女は「イヤ」と言ってもやられれば感じるし、喜ぶものだという描き方をしています。雑誌や漫画に出てくる描写も同様です。
 長い間、女性たちはレイプされても抗議の声を上げることができなかったから、男性達は現実にありえないことをあたかもありえることのように思い込み、行動してきたのです。しかし、近年、女性たちが真実を語り始めるなかで、「レイプ願望」などありえないこと、まして女性がレイプされて喜ぶことなどありえるはずがない。ということが明らかにされてきました。だから、男のこうした思い込みを「レイプ神話」と呼びます。
 アダルトビデオやポルノ雑誌では、男性の性的興奮をかきたてるために、「レイプ神話」を増幅させるような描写をしています。だから、性的好奇心が高まる中学・高校生の時期にポルノ情報に多く接していると、現実と虚像の区別がつかずに、「レイプ神話」がありうることとして、刷り込まれることになってしまうのです。
 女は「イヤ」と言ってもやられれば感じるし、やってしまえば女は男についてくるという思い込みは、全くの勘違い、大きな勘違いであることをしっかり肝に銘じておくことです。

原田瑠美子・著「学んでみようセクシャル・ライツ 素敵な大人になるために」より



*強姦とは*

・強姦は相手に対する支配・征服が性行為という形をとった暴力のことです。
・強姦とは望まない、意に反した性行為のことです。

!「それくらいではレイプにあたらない」ということはありません。!

・・・・いるんだよそう言う相談員。


*知人間レイプ*

知人間レイプとは:互いを知っているもの同士の間における、強要された、望まないSEXのこと。
「僕は酔っていたし、彼女も酔っていた。僕らは結局彼女の部屋に行くことになった。そして、いちゃつき始めた。その後、僕は彼女が気を失ったとわかった。でも、僕はそのまま続けた。止めることができなかった。」
「5,6回デートしたことはあった。セックスをしたことはなかったけれど、2人でさんざん遊びまわった。だから、俺はそろそろだろうと思っていた。あと、一押し、俺は君がとても好きなんだからいいだろう、って少し説得すれば。そしたら今になって彼女は俺がレイプしたって言うんだ。彼女はしたくなかったのに俺がレイプしたってね。じゃあ彼女はあとどれくらい待つべきだと思っていたのだろう。」
「彼は私が誘ったといいます。もちろん、私はセクシーな黒いドレスを着ていたし、2人してキスしたり触ったりしてたわ。・・・でも、私は彼とセックスしたいなんて思ってなかった。彼とはその夜始めてあったんです! 私たちが彼の車に乗り込むと、彼は凄く強引になってきました。私は家にかえりたいっていいました。でも、彼は「君が何をしたいかわかっている」と言い続けたんです。」
「私は友人と夜遅くまで勉強をしていました。すると、彼はルームメイトのベッドがあいているから一晩と待っていけばいいって言ったんです。夜、目を覚ますと、彼が私の服を脱がせていました。私は、自分が友人だと考えている人とセックスすることを良く思わないって彼に言いました。でも、彼はただキスしながら「いいんだ」って言い続けたんです。彼はことを終えると、何事も無かったかのように自分のベッドに戻っていきました」
 これらは、性的暴力が頻繁に起きる状況の例です。どのケースでも女性は暴行をした男性を知っています。またどのケースにおいても、男性は女性の意思に反していたり、女性の承諾のないままに性交渉をもっています。これがレイプです。
 知人間レイプは社会の中で隠れています。なぜなら、知人間レイプが何であるのか分かっていないし、多くの場合、知人間レイプに関与した男性は自分が何か悪いことをしたのか分かっていません。それは、今までどう思っていたのかというと、「ちょっと荒っぽいSEX」であり、それはアダルトビデオやポルノで何度も何度も見慣れたものだからです。
 多くの被害者は誰にも告げず、助けも求めず、警察に暴力を報告することもしません。非常に多くの場合、被害者たちは自分のせいだと感じてしまうのです。そして、非常に多くの場合、人々は被害者に責任があるのだと主張します。
 知っている人からSEXを強制されるのは「本当のレイプではない」、だから知人や恋人によるレイプの方が、他人によるレイプより精神的衝撃は少ないと考える人もいますが、調査によるとそれは事実ではありません。他人によるレイプの方が知人間レイプよりしばしば身体的暴力性が強いのに、知人間レイプの被害者は暴力を受けている間、自分の生命が脅かされていると感じます。さらに、友人や恋人にレイプされた人は、自分の信頼を裏切られて、自分自身の判断に対する自身が打ち砕かれます。被害者は他人が自分を責めるのを恐れて、誰にもいわず、助けを求めません。これら全ての要因によって、知人間レイプの衝撃はさらに大きなものとなり、回復はより難しくなるのです。


*強姦神話*

レイプは性欲が原因ではありません。
力の誇示・支配欲です

 世間に広く知れ渡っているレイプの認識には加害者を弁護して被害者に責任があるというような責任を転嫁している強姦神話が数多くあります。被害者が長年ずっと声をあげることができなかったためにこうした神話がまかり通っていました。今でもメディア、たとえそれが性犯罪事件を描いたものであっても、強姦神話を助長するような描き方をしています。警察官や弁護士、裁判官、文部省までこの神話を信奉しています。そのために被害者が中々声をあげることができなかったり、セカンドレイプでますます傷つくことになってしまいます。
1.(神話)性的欲求不満が強姦の原因である。
 (実態)性的欲求不満は強姦の数多い原因の一つでしかありません。
 レイプの動機は性的欲求ではなく力の誇示・支配です。性欲があるからといって相手を無視した、暴力的な性行動にはでないはずです。
 また、、ほとんどの加害者にはレイプという手段に及ばなくても性行為のできる相手がいます。
「レイプをする奴は、相手を支配したいんだよ。過去に、女からプライドをめちゃめちゃにされた奴なんだ。だからレイプすることで、プライドと男らしさを取り戻そうとする。」
「病院でも皆が言っていた、強姦は社会から認められているんだって。テレビや映画でやっているからだよ。」
                                 <ベイネケ「レイプ 男からの発言」>
「レイプがこんな風に女性の人格や人権、アイデンティティを打ち砕くものとは思わなかった」・・・ではどう思っていたかというと「ちょっと荒っぽいセックス」であり、それはアダルトビデオやポルノグラフィで見慣れたものだったのです。AVやポルノばかりでない、性教育で語られる男の性のイメージだって問題ですよね。男の性欲は我慢できないとか、精子や精液が溜まりつづけるから出さなきゃ仕方ないとか、だから女は気をつけろ、とか強姦もやむなしとか、いうように人格と性行動を切り離すことを当然とするような言説を、意識的であるかどうかわかりませんが結果的には繰り返し述べてきたのではないでしょうか。」
「性欲が強い弱いというのはとても個性的なものであって、男は女は、と決まりきったものではない。しかも性欲そのものはコントロールできないにせよ性行動は人間の意志ですることであって十分コントロール可能だということです。第一精子や精液の量と性的欲求とはまず関係の無いことであって射精しなければどこかにどんどん溜まりつづけるものではないのです。それを買春とか強姦の合理化(?)や正当性(?)に結び付けるなど男性社会における手前勝手な屁理屈。」
                                       <村瀬幸浩「性愛対話」>
2.(神話)レイプは性的欲求を爆発させた男性によって衝動的に行われる
(実態)通報された強姦事件3/4は計画的なものである。
 ほとんどのレイプは計画的犯行です。実際に通報された強姦事件のうち4分の3が計画的犯行です。また、もともとレイプをする気の無かった人が相手を見て衝動的にレイプしたと主張するのは全体の1割り前後しかありません。
3.(神話)強姦は加害者が被害者に悩殺されたせいで起こる。
  (実態)強姦は無防備な被害者を相手に行われる。
 多くのレイプは部分的、あるいは全体にわたって計画的に行われています。 挑発的な服装や言動が原因として起こるなら、レイプの多くが突発的に起きているはずです。この「迷信」の問題は、責任を加害者でなく被害者に
責任転嫁しているところにあります。被害者がどんな服装をしていたとしても、また、どんな行動を取っていたとしても、レイプが正当化されることはありません。 被害者にはなんの責任もありません。
 
報告されたレイプ犯罪のうち、被害者が「挑発」した、と加害者が主張しているのは4%ほどにしかすぎません。 そして、その「挑発」のほとんどが、特に何かをしたわけではなく、単にセクシーな服装をしていたというだけのことなのです。
 警察庁が性犯罪加害者544人が「何故その人か」と調査したところ被害者が
   1位:警察に届け出ないと思ったから。  45%
   2位:好みのタイプ              10%
   3位:挑発的服装               5%
だったからだと答えています。
4.(神話)強姦において被害者がおとなしくなるのは残虐行為のせいである。
  (実態)大部分の場合、強姦の被害者がおとなしくなるのは恐怖のせいである。
 実際には、強姦された女性は身のすくむ思いで、声も立てられず、ほとんど強姦者のいいなりになるケースが多いのです。にもかかわらず、強姦神話のために、女性が反抗し大声をあげなかったから、合意の上での「SEX」だったと、加害者が言い逃れるケースがざらにあるのです。被害者がNOと言わなかったから、抵抗を諦めたからといって被害者が合意したわけではありません。
5.(神話)強姦するのは見知らぬ男である。
  (実態)多くの場合、強姦する男と被害者は知り合いである。
 報告されたレイプの約半数が被害者は加害者と顔見知り以上の関係にあります。 被害者の1〜2割は親しい友人や家族の一員にレイプされたと報告しています。 
 夫婦間や恋人同士においてもレイプは起こります。一方が望まない性行為はレイプなのです。
 さらに、身近な人にレイプされた人は、知らない人にレイプされた人に比べ報告しない傾向が強いので、報告されない例も含めると知り合いによるレイプが全レイプの大部分を占めるとも予測されます。
 *加害者との関係*
’83 ’84 ’85 ’86 ’87 ’88 ’89 ’90 ’91 ’92 合計
顔見知り 39
(47)
47
(50)
41
(55)
31
(45)
36
(40)
55
(54)
105
(71)
59
(71)
46
(58)
70
(77)
529
(58)
見知らぬ男 34
(41)
25
(27)
20
(27)
13
(19)
26
(30)
23
(23)
23
(15)
13
(16)
29
(37)
11
(12)
217
(24)
不明 10
(12)
21
(23)
14
(18)
25
(36)
26
(30)
23
(23)
21
(14)
11
(13)

(5)
10
(11)
165
(18)

・東京強姦救援センター電話相談の統計
・単位は件。括弧内は%

*顔見知りの内訳*

単なる顔見知り 155
上司・同僚・教師 130
友人 67
親・兄弟 34
夫・恋人 24
親戚・その男 55
その他 64
合計 529

・単位:件

6.(神話)強姦は、性急に、暗黙のうちになされる事件である。
  (実態)強姦事件では、かなりの会話が交わされ、犯行が数時間に及ぶことが少なくない。
 会話を交わすことによって加害者は相手に対する支配を高めるのです。
 この実態からレイプの加害者は理性を失ったからではなく犯行に及んでいることがわかります。
7.(神話)強姦は暗いこみちで発生する。戸外での犯罪である。
  (実態)強姦の多くは屋内で、しかもたいていの場合は被害者は加害者の家で発生する。
 レイプの半数は普通の家の中でおきています。3分の1が被害者の家で起こっています。だからといって夜遅くに被害に遭わないという訳ではありませんが、どこで被害に遭おうと被害者には責任はありません。

*被害を受けた場所*
’83 ’84 ’85 ’86 ’87 ’88 ’89 ’90 ’91 ’92 合計
屋内 48
(58)
53
(57)
36
(48)
29
(42)
48
(55)
53
(52)
110
(74)
52
(63)
35
(44)
63
(69)
527
(58)
屋外 10
(12)

(9)

(11)
11
(16)

(8)
27
(27)
15
(10)
13
(16)
21
(27)
13
(14)
134
(15)
不明 25
(30)
32
(34)
31
(41)
29
(42)
33
(37)
21
(21)
24
(16)
17
(21)
23
(29)
15
(17)
250
(27)

・東京強姦救援センター電話相談の統計
・単位は件。括弧内は%

*被害場所の内訳*

屋内 加害者の家
被害者の家
ホテル
学校・職場
その他
99
178
100
52
98
527
屋外 路上・公園
乗り物
その他
77
44
13
134

・東京強姦救援センター電話相談の統計
・単位は件。括弧内は%

8.(神話)レイプ被害に遭うのは若くて美しい女性だけである。
  (実態)レイプ被害に遭うのはは年齢や外見とは関係ない
 性暴力の被害者は暴力の被害者です。レイプ犯の多くは被害者を外見で選ぶわけではありません。年齢や社会的地位に関わらず誰でもレイプの被害にあう可能性があります。
 通報された事件の被害者の年齢は6ヵ月から93歳に及びます。また、男性や男の子も被害にあっています。
9.(神話)本当に嫌ならレイプを止めることができるはずだ
 顔見知りでない場合のほとんどの被害者は、抵抗したら殺す、あるいは怪我をさせる、というように脅され、仕方なく従ったにすぎません。 また、多くのケースでは加害者による暴力が使われ、暴力的でないケースは被害者が子供の場合など、暴力を使わなくても脅しが歴然としている場合がほとんどです。
 また、言葉による脅しや暴力により、多くの被害者は恐怖から身動きがとれなくなるのです。 抵抗ができなくても本人の責任ではありません。
10.(神話)NOと言わない限り性交しても構わない
   (実態)相手が心のおくからYESと言わない限り合意ではない
 恐怖の中でNOと言うのは並大抵のことではありません。加害者の中にはしてる途中で濡れてきたから合意だと思ったという人までいます。しかし、それは大きな間違いです。恐怖にあって言えないことを考えなくてはいけません。被害者の方もNOと言わなかったからと言って自分を責める必要はまったくありません。
 暴力や脅迫がなくても 男性と二人っきりになったり男性が迫ってきたら女性は恐怖を覚えるものです。その中でNOと言えるのはよほどじゃなくては無理でしう。男性は自分の存在が、たとえ何でもなくても、恐怖を与えるものだと自覚しなくてはなりません。あなたが要求して相手からの合意を得たからといっても相手はあなたに恐怖心を抱いてYESを言ったかもしれないのです。
11.(神話)レイプは大都市でしか起こらない。
   (実態)レイプ犯罪はどこでも起きている。
  レイプの件数は人口の多い大都市に多いですが、地方でもレイプは起きています。 しかし、社会共同体が被害者に対して冷たい地方部では、被害を受けても社会的な報復や孤立・他人の噂を恐れて報告しない人が多いと思われます。
12.(神話)レイプの加害者は性生活に不満を持っている異常な男だけだ。
   (実態)加害者の多くには他に性的パートナーがいる。
 レイプ犯の加害者は通常普通の生活を送っています。レイプ犯に心理テストを行ってもほとんどが普通と変わらず精神異常も見受けられませんでした。
 その上、加害者の多くが一見通常の社会生活を行っています。性的欲求が満たされないための犯罪ではないのです。
13.(神話)女性が強姦されたいという欲望を胸に秘めている。
   (実態)女性が強姦を空想することはあるが、だからといって女性が強姦を望んでいるということにはならない。
 アナイス・ニンという女性はは「強姦されることは、たぶん女性における欲求、密やかなエロチックな欲求であろう」と日記に書いています。このように考えるようになるのはメディアの影響が大きいでしょう。現在たいていの人はポルノでSEXのイメージを形成しています。その中でのSEXは男が女性を押し倒し女性が始めは嫌がるが、次第に感じていくものです。女性が読む本や漫画でもそのような表現が多く見られます。女性でも勘違いしている人や強姦に対する感覚が麻痺している人もいることでしょう。知人間レイプが認められなかったりする現状を見ても。
 しかし、女性が普通に思い描く強姦のイメージは自分がしたい相手としたい仕方で、そして、自分の思い通りの筋書きで進む「強姦」であって、現実の強姦とは異なっているのです。
 ですから強姦して良いということはどこにもないのです。
14.(神話)レイプが起こるのは夏が一番多い
   (実態)レイプの件数と季節は関係ない
 夏になるとTVでは性犯罪の特集が組まれたりします。きっと夏になると肌の露出も高く、夜遅い時間まで外にいて、夏休みで開放的になって男女間のトラブルが起こる・・・とでも思っているのでしょうか。
 前述までで分かるようにそれは強姦神話であることがわかります。
15.(神話)日本は性犯罪が少ない
   (実態)日本は性犯罪泣き寝入り件数が年間15万人(推定)と言われているし、被害者の対応が遅れているので実数はわからない。。
 日本は被害者に冷たく今の社会は被害者に冷たいため、ほとんどの被害者はレイプを警察に通報しません。 逮捕されないのをよいことに犯行を繰り返す加害者もいます。警察の対応で門前払い・セカンドレイプがおきていますし、裁判でも被害者に対する偏見や攻撃といったセカンドレイプが起きています。
 また、恋人間レイプやドメスティック・バイオレンスがまだあまり世間で認知されていないので、それらについてもレイプだと声をあげることがありません。嫌だけどSEXした、という状態が罷り通っているのも認識の低さです。


*加害者にならないために*

決して憶測しないこと
 例え以下の場合においても、女性に圧力をかけたり、強要したり、強いたり、また女性を扱ったりして、セックスをさせては絶対にいけません。
 ・彼女の言葉や行動は「NO」だが、彼女は本当にそうは思っていないと、あなたが信じている場合。
 ・彼女が「誘った」とあなたが思っている場合。
 ・彼女と以前SEXをしたことがある場合。
 ・その夜、彼女と一緒にいる間にたくさんのお金を使った場合。
 ・彼女が挑発的な服装をしてあなたのところにやってきて、あなたと一緒に酒、麻薬に酔っている場合。
 ・彼女が誘ったから、部屋に入れてくれたからといってSEXしていいわけではありません。
 ・彼女が自分の部屋やテリトリーに来たからといってSEXしていいわけではありません。
 ・相手が露出度の高いセクシーな服を着ていたからといってSEXしていいわけではありません。

あなたがしたいことを相手に伝えること。同様に、彼女にも自分の意志を伝えるよう要求すること。
 もしあなたが彼女とセックスしたいのなら、彼女に告げて彼女がどう感じるか尋ねること。もしあなたが彼女から二重の意味のメッセージやはっきりしない信号を受けたのなら、彼女がどう感じているのか直接聴きましょう。そこにも彼女が不快に感じたりはっきりしないようすだったら止めること。

欲望と行動を切り離すこと
 性的欲求があったからといって、強制されたセックスが正当なものだとはいえません。あなたの欲望はあなたにコントロールできないものかもしれませんが、行動はコントロールできるものなのです。あなたの性行動はあなたの責任であって、彼女の責任ではありません。
 例え裸でだきあっていたとしても途中で彼女が嫌だといったら行為を止めなくてはいけません。嫌だと言っても心の奥底ではいいといっているんだと思ってはいけません。NOはNOでしかないのです。それに相手から嫌われたくないでしょう。

「酔っていた」は理由になりません。
 酔っていたということは、レイプについて、法律上も倫理上もなんの弁解になりません。あなたは酔っていようがいまいが、あなた自身の行動に責任があるのです。法律上では、もし彼女が気を失っていたり彼女自身の抑制ができなくなった場合、彼女には承諾をする能力がありませんから、彼女と性交渉をもつことは犯罪となります。


*被害を減らしていくために*

 たとえどんな状況であれ、どんな事情であれ、加害者が誰であれ、何処にいたとしても、どんなことをしていてどんな服を着ていたとしても、たとえお酒を飲んでいたとしても、被害者はレイプされることを望んでいたわけでもなければ、レイプされてもおかしくない状況だったわけでもないのです。被害者には他人の行動に対する責任はありません。
 女性は小さい頃から「男というものはいつ何時、女に襲いかかり強姦さえやりかねないのだから、そんな目にあわないように、あなたがしっかりと気をつけるのよ。」
よくよく考えたら凄い偏見と男性差別だよねえと言われつづけて育っています。肌の露出度の高い服は強姦挑発服とされ、注意の対象となっています。しかし、強姦神話を見ていただければ分かるように、強姦は悩殺されたからでも性欲があったからというわけではないのです。
 けれども、今のようなしつけや俗諺が広まっていると、被害にあった人は自分を責めて訴えることをしなくなります。また、加害者をどこかで歯止めをしなければ、加害者はまた同じことを他の人にします。時にはエスカレートしていく時もあります。強姦神話が広まっていると、被害者が内に事件を留めてしまうばかりでなく、加害者の更生もされなくなってしまいます。


*あなたができること*

(知人間レイプの場合。知人間レイプに関しては前記を参照)

 ・自分の期待をはっきりさせること
 自分の性についての価値と期待をすること。そしてそれらをあなたのパートナーに伝えなくてはいけません。自分にはセックスに対する限界を持つ権利、それを尊重される権利があることを覚えて起きましょう。相手があなたの限界を超えてしまう前に、あなたの限界がどこなのかということを彼に伝えなければいけません。
自分の感じたことを信じること
 相手の行動が、あなたを脅しているとか、性的関係をほのめかしているとか、あなたをこわがらせていると感じたら、自分の感じたことを信じて、その状態から脱すること。相手や他人があなたについてどう思うかではなく、自分自身の安全のみを考えましょう。特に、相手があなたを制御したり、すぐに怒ったり、ねたんだり、独占しようとしたり、自分と同等に扱わなかったり、あなたの個人的領域を犯すような場合は、特に油断せず気をつけなければなりません。そのような男性は、肉体的性的虐待をするような性格をしていることが多いのです。
自己主張すること
 もし相手のやっていることが気にいらなかったり、相手が踏み込みすぎてしまった時は、断固としてはっきり言わなければいけません。もし、相手があなたを無視したり、あなたに圧力をかけてきたら、その場を離れることです。

 


*もう一つの大きな勘違い*

そして一番の大きな勘違いは性犯罪は男性が加害者、女性が被害者と思っている点にあります。

・日本の中学生から大学生まで4944人のうち女子55%、男子19%が性的被害を受けたと答えている。
・アメリカの同様のアンケートでは結果が女子も男子もほぼ同じで50%だった。
・日本の法律でも女性が男性に女性を強姦するように頼み実行した場合は女性も強姦者となると規定している。
・性的侵害という観点に置き換えると女性も加害者になりえるし、現に法律が違う国ではなっている。
・女子中学生たちが同級生の女子中学生の膣にコーラ缶を入れた事件。(日本)
・女子学生たちが同級生の女子を裸にして街中を引きずりまわし、皮に突き落とした事件。(イギリス)
・女性が男性に性行為を強要した例。
   ・
   ・
   ・

このように現実を見ると性犯罪は男性のみが起こす犯罪ではないことが分かります。
例えば殺人を犯す人が性別を問わないように
性犯罪も加害者の性別は問いません。
だから、男性、特に思春期の男子、は「何て男は醜いんだ」「性欲は悪だ。」と
罪悪感を抱き性に対して嫌悪感や否定的になったりする場合もありますが、
男性ではなく
その人が悪いのです。
一緒にしてはいけません。
男性が殺人を犯したら「何て男性は酷い生き物なのだ。」と思う人はいないでしょう?

女性も男性も他人の性の権利を侵害しないように
日々注意することが大切です。

 「マスコミが描く男のセクシャリティは暗黒だ」
「暴行を犯す、近親姦をする、買春をする、ポルノが好き・・・などなど、みな男である。
これらの変態的で異様な行動を「男のセクシャリティ」としてレポートしており、
多くの男達は罪悪感を感じている。
今こそ、われわれ普通の男達が前面に出るときが来た。
学校、余暇活動、青少年クリニックにも我々が出て行って
、男の見地からセクシャリティを論議し、アイデンティティを作り上げるべきだ。

ストックホルム県エイズ予防班のオッレ・バレル氏の批判

<「スウェーデンの性と性教育」>

 


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